出遅れユースの日常レシピと隠し味2

音楽とスラムダンクとワイシャツと私。

20240302_ゼラルダと人喰い鬼

年明けから忙殺気味で気持ちに余裕がないながらも、久しぶりに1本音源録り。ここのところ自主映画関連もものが続いていたので、純粋なソロ音源としては2,3年ぶりなのかも。春の唄なので近いうちに公開したいところ。

 


先日出くわした絵本「ゼラルダと人喰い鬼」。自分が絵本に感じる魅力を上手くかたどったものになっていて、非常に興味深い作品になっていた。

 


つい先日のうるう日、PRESENT4229というサービスにて、4年前の自分から手紙が届いた。思っていた以上に4年間で自分の生活に変化があった。迎えた未来は良いところもそうでないこともある。胸が熱くなる。

 


2024年も早くも2ヶ月過ぎた。今年はもう1,2本音源録りたい。

2023年の目標を

「ウソトホント」のムーラボ2023での上映はあと一度。2/2(木)@アップリンク吉祥寺です。

 

去年は冴えない1年だったので、今年は着実に欲張らずにいこうとおもいます。いくつか緩めの目標を掲げてみます。

 

 

 

宅録環境を整える

これまでDTM用PCのOSアップデートをサボりすぎて(アルファベット多いな)絶滅危惧種的な環境でやってきたので少し改良したい。今年は新環境で自分の作品を録りたい。

 

・好きな作品を見つける

小学生の目標みたいですが、熱しにくい自分にとってこれは結構難しい。音楽、映画、舞台など、文化作品全般で。

 

・音楽関連の収益向上

音楽コラムを中心とした仕事をひっそりとやっています。好きなことばかりやってきたので今年はもう少し踏み込みたい。

 

・旅行に行く

3年くらい行ってない。今年こそは。

2023年あけましておめでとうございます

昨年末は柴口監督や映画のことで、12年ぶりに下関へ。

 

1泊2日でいくつか場所を回って、雰囲気も景色もなにも覚えていなかったけど、当時会った人たちは皆覚えていたし、皆覚えていてくれました。

 


2022年はボジョレー的に言えば「過去10年で最も冴えない出来栄え」だった気がするけど、2023年は変化の年になりそうなのでビッグイヤーにしたい。

 

 

明日からまた再びムーラボ(MOOSIC LAB2023)です。

今年もよろしくお願いします。

M-1は神聖な場所

M-1グランプリ、漫才の日本一を決める大会。

 

年末土日の地上波ゴールデンタイムにあるこの大会で、ウエストランドの漫才が評価された。ステージでのパフォーマンスのみが裁かれる神聖でフェアな世界、すごい大会だ。そういう器があるから漫才はきちんと発展していくのだろうな。

 

メインストリームにいる人間がぬくぬくやってるニセモノだらけの業界なんか進歩しないよね。

 

特に漫才は道具に頼る要素がないから、よりパフォーマー自身の進歩が後押しされるのかな。

 

 

ウエストランド、おめでとう。

THE FIRST SLAM DUNK

スラムダンク映画「THE FIRST SLAM DUNK」について。いろいろ書く気はなかったんだけど、さすがにこればかりは感想を結構訊かれるのでちょこっとだけ綴ります。


ネタバレ要素がもしかしたら含まれるかもなので、これから観る予定ある方はここで退出ください。

 

 

 

 


全体的には「すごく良かった」です。


予告編を見ていた限りだと、映像の雰囲気としては想像と大きな乖離はなかったですが、オープニングのメンバーが揃うところはさすがに震えました。たしか手書きアニメの部分。仮に「イケてる5人組ランキング」があれば、嵐を抜いて湘北が1位です。

 

■3DCGアニメ

昔の資生堂のCMのような、手書きアニメの雰囲気とは違うが、見応え十分。選手の動きのリアリティが凄い。自分がフロアの中にいるみたい。ネットの揺れとか異次元だった。


話がそれるけれど、リアリティで言えば部活のシーンで「しゃべれ!」と怒られるところとか。どのスポーツでもそうなのかもしれないけど、割とバスケあるある。


あと、桜木の動きが結構奇妙でヒヤヒヤする。本当に素人。ジャンプするシーンに関してはロッドマンの動きを再現してそう。


そういった節々に、なにか井上先生のバスケットボールに対する愛情を感じます。

 

 

■キャラクタボイス

総じて良かった。基本的にはTVアニメ時代とボイスキャストは変えた方が良い派でした。


予告編を観て多少はキャラクタの声に慣れていくつもりだったが、予告編には全然セリフがない(笑)。口元が映らないシーンや心の声は一瞬誰のセリフなのか追えないことがあった。

 

 

■その他音声、音楽

高総体の県予選とかだと、結構会場が割れるくらいの熱気と声がすごいが、強烈な特典シーンでもそこまでの沸きを感じなかった。いやでも全国大会だと地方大会ほどの熱はないだろうし、そんなもんなのかな。


音楽も非常に良かった。映画とかだと「自分だったらもっとこうするな」とか考えしまいがちですが、不思議とあまりそういう思考にならなかった。頭がそれどころじゃなかったのかも。

 

 

■原作と映画。タイトルの示すもの。

映画は原作からあらゆるディテールが削ぎ落とされ、キャラクタの人間ドラマの面では部分的に厚みを増してまとめていて、全体的には、

「あの日コート内で起きたことをそのまま描く」

という姿勢を感じました。

 

新しくスラムダンクが定義されるような内容で、原作やTVアニメの延長線上を求めた人はもれなく撃沈したと思います。個人的には「湘北の試合を観に行く」の姿勢が功を奏しました。

 

 

 

その中で疑問が2つ。

 


①タイトルをTHE FIRSTとした理由

②物語の軸を宮城に寄せた理由

 


井上先生本人が語っていることもあるのかもしれませんが、知らないのでここでは一旦無視(笑)。そして仮に次回作があるとしたら①も②も解決するように思うので、次回作がないものとして考えてみます。

(いやでも次回作があるとしたら、どのキャラクタでも分厚い人間ドラマは描けるが、試合を描くのはさすがに難しそう。。)

 

 

 

ディテールが削ぎ落とされた部分は、酷評の標的になりそうな印象。

「原作を知らないと楽しめない」

「原作のあのシーンがなくて残念」

など。

 


だけども自分は「原作ありきの映画」ではなく「映画ありきの原作」ともとれる、と思えました。

 

 

映画などで時折みられる手法で、

「一つのストーリーを、後から別視点で描くことで、回収しつつ物語に広がりを持たせる」的なモノはあるわけですが、


今回はこの映画を観た後に原作で確認できる場面が多くあり、

原作を知らない人は楽しめないのでは?という問いには「後から原作を読むことが回収になり得るかも」と。(自分は原作をすでに100万回くらい読んだのでよくわからないですが)

 


そういう意味では本作がFIRSTかもしれないです。

そして②はわかりません。笑

 

 


本作のようにスピード感のある表現に挑戦したスポーツアニメって最近あるんでしょうか?あまりないのだとすると、この映画が一つ時代を前に進める引き金となるのかもしれないですね。

 

ありがとう、スラムダンク

高校バスケの観戦に行きます。

好きな漫画やアニメはいくつかあって、作品ごとにハマっていた時期があるのだけど、

スラムダンクだけは流行りも廃りもなく、25年経った今もずっと傍らにある。

 


映画「THE FIRST SLAM DUNK」は、ボイスキャストや主題歌、予告編を見ても分かる通り、新しいスラムダンクが定義されるような映画になると思った。きっとあの頃のスラムダンクの延長線を追いかけるのはきっと違うと思う。

 

見る側のスタンスは、「戻ってきたスラムダンクを観に行く」より「試合を観に行く」の方が良い。

 

 

 

というわけで、久しぶりに高校バスケの観戦に行きます。湘北高校です。相手は知りません。


(予告編でキャストの声に耳を慣らしていきたいけど、セリフ少ねぇ。。)

ウソトホント いざ出航。

音楽×映画の祭典「MOOSIC LAB 2023」(https://moosiclab.com/)にて自主映画「ウソトホント」が上映されます。本作はミュージカル要素を多分に含んでいて、劇中の音楽を一通り担当しました。

 

実在の事件に端を発した物語です。

 

 

先日、もうしばらく経ちましたが、友人でもあり、本映画の監督の柴口さんが急逝されました。本当に残念でならない。自分にとっては父親のような存在で、まだ一緒にやりたいこともたくさんあったのに。先のことを考えると、背もたれがなくなったように感じてなかなか辛いです。

 

「ウソトホント」の音楽制作は日本がコロナ禍に入る前から水面下で動き始め、当初は多摩川を予定していた撮影は、コロナ禍の影響を受けて頓挫しかけたりもしましたが、やがては舞台を下関へ移し、今年完成に至りました。

 

しばらくはこの作品を見守っていこうと思います。

僕らのワールドカップはここから。

 

MOOSIC LAB、並びに今後「ウソトホント」の上映の機会があれば、よろしくお願いします。

 

 

 

 

MOOSIC LAB 2022年内は下記の日程で上映です。

(舞台挨拶の有無はそれぞれ未定)

チケット前売りは3日前から、とのこと。

 

@新宿K's cinema 

12/5(月)18:10

12/9(金)20:20

12/10(土)18:40

 

年明けは同映画祭にて1/81/14に下北沢の劇場にて上映予定。