出遅れユースの日常レシピと隠し味2

音楽とスラムダンクとワイシャツと私。

マウスと幡野さんとパラサイト

相変わらず冬。

自宅の宅録できる部屋は空調が効かないので寒い。パソコンのマウスをトラックボールタイプのものに変えてみたものの、まだそれほど活躍の場を与えられていない。

 


先週、幡野広志さんの著書「ぼくたちが選べなかったことを、選びなおすために。」を読んだ。幡野さんを見つけてから1,2年と経つけれど、彼の言葉を読む度に、自分はちゃんと自分の人生を選んできたか、という問いが何度も頭を巡ってきた。書店の検索機で得たこの本の棚情報は“闘病記”のカテゴリーになっていた。本当にそうだろうか。闘病記とは微塵も思えなかった。決して押し付けではない、生き方の選択肢の提案書だ。

 


その週末は映画館でポン・ジュノ監督の「パラサイト 半地下の家族」を観た。どうやら2019年のパルムドール作品らしいが、韓国映画をまともに観たのは初めてかもしれない。劇的に紡がれた物語だが、序盤と終盤ではまるで違う映画を観ているようだった。こんな映画があるとは。圧倒的だった。